2023/01/25 21:28
サクソフォンを演奏されておられるお客様お二方にお越しいただきました。
お二方とも、弊社サクソフォンネックスクリュー"Saxonorité"を選びに来てくださいました♪
しかも!お二人ともSelmerの最新サクソフォン“Supreme(シュプレーム)"をお使いとのことで、この日当店にはシュプレームが2本も揃う一大イベントな日に!
シュプレーム用は受注生産ということもあり、ストックがない状態…
そんな中、セルマー シリーズⅡ,Ⅲ用やヤナギサワ用(ヤナギサワもセルマーと同じネジピッチなので使うことは可能です!)など、いろいろ試していただきなんとか素材やメッキの方向性を決めていくことに。
ですが、当たり前なのですがどちらもシュプレーム用に開発したわけではないので、完璧にシュプレームにマッチングするはずもなく…
このままオーダーするのは不安ですし、そんな心境でオーダーいただくのも申し訳ないので急遽製作することに!
その場ですぐに製作できるのも当店の強みです✨(こんなこと滅多にないですが😅)
結果、ブロンズ製、ニッケルシルバー(洋白)製それぞれをお選びいただき、無事に決定することができました♪
やはり、それぞれのメーカー専用に設計することはとても大切なことだと痛感しました。
数値上はわずか0.2mm〜1.0mm程度の違いなのですが、これが吹き心地や音に大きく影響していきます。
大雑把に申しますと、セルマー シリーズⅡ,Ⅲ用をシュプレームに使うと少し支えが足りなくずっぽ抜ける感じになってしまい、ヤナギサワ用だとだいぶ重く感じます。
ですが、これはそれぞれシリーズⅡ,Ⅲであったり、ヤナギサワで吹くと支えの足りなさや
重さを感じることはまったくありません。
ここら辺は別記事でご紹介しようと思いますが、単に「質量が重い=吹き心地も重い」「サイズが大きい=キャパが大きい」などのように比例しているわけではないのです。
パーツのどの部位に、どのような重量配分で、どのような形状にするか、さらにはどのような製法を取るかでまるで違うものになっていきます。
何はともあれ、納得のいく形でご購入いただくことができて良かったです!
メッキが仕上がり次第、GAT音響処理を施し納品いたします!
遠いところ、ご足労いただきありがとうございました♪
※顔にモザイクありでの掲載を許可いただいております。